私のヒプノバーシング(自己催眠出産)【体験談】

ヒプノバーシング ソフロロジー出産
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講習を受けなくても自己催眠テクニックを身につけることはできる?

ここまで記事を読んでくださった方の中には、「な~んだ。この言葉さえ知っていれば、自己催眠できるようになるじゃん」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

事実、ユーチューブには、日常生活の中に「自己催眠」を取り入れてリラックスするための動画もたくさんあります。

特に英語、フランス語では、より多くの動画が公開されていて、初回講習を受ける前には、私も色々な動画で試していたんです。

けれど、実際に講習を受けて思ったのは、催眠状態へ潜る感覚顕在意識から無意識へ近づいていく感覚を、専門家の誘導で体験するのと、我流で行うのとでは、催眠状態への入りやすさも、催眠状態の深さも全く違ってくるということでした。

自己流で準備していたら、出産には全く役に立たなかっただろうという確信があります。

私のヒプノバーシング(自己催眠出産)

さて、そんなこんなで、ついに私は出産の日を向かえました。

お腹が張る度に催眠状態へ移行していたので、実は最初は、それが痛みなのか何なのかさえ、分かりませんでした

初めての体験だったので、人並みの陣痛というものもよく分からず、最初は、たまたま自分の痛みが「人より軽い」のではないか、と思っていました。

けれど実際には、助産師いわく、私の陣痛の波は「人並み以上に強かった」ということなので(一般的には1分以内に収まる、陣痛の1回の波が3分つづきました)、やはり自己催眠のおかげで、痛みが軽減したということになります。

陣痛の痛みの緩和には成功した私ですが、実際のお産がスムーズにいったかというと、そうではありませんでした。

いざとなったら無痛分娩に切り替えることを希望していたため、「飲まず・食わず」でいなければならず、さらに寝ずに16時間も、自己催眠で痛みをコントロールし続けた私。

しかし、その後「このままでは、出産までに体力が尽きる」と感じ、硬膜外麻酔陣痛促進剤を打ってもらって、少し仮眠を取ることにしたんですね。

実際に体験して分かったことは、自己催眠には集中力がいるということです。

体力が落ちてくると、集中力が落ちてきて、だんだん催眠状態に移行しづらくなっていきました。

そして、硬膜外麻酔と陣痛促進剤を打った後も9時間の陣痛が続き(トータル25時間)、その間、麻酔の副作用で発熱なども出てきて、痛みもゼロとならず、体力を消耗しながら、やっと娘が誕生しました・・・。

産後の恩恵

最終的には、時間がかかり、ヘトヘトになった出産でしたが、ヒプノバーシングによって、娘との強い心の絆を育むことができましたし、何よりも、出産時の痛みの感じ方について驚きの体験は、私の人生を大きく変えました。

意識を変えるだけで、現実の感じ方が変わることを、身をもって体験したからです。

この出産をきっかけに、私はソフロロジストになることを決めました。

何故、ヒプノセラピストではなく、ソフロロジストを選んだのか?

その理由は2つあります。

  1. ソフロロジーの奥深さに魅了された
  2. 痛みが逃せても、出産全体が長時間にわたると、出産は大変になる。「出産全体をスムーズに進めるケア」と「痛みのケア」がセット出産準備メソッドの方が優れていると思った

ソフロロジーの奥深さ

まず、1つ目のポイント、「ソフロロジーの奥深さ」については、ヒプノバーシングとは、こんな違いを感じます。

「ヒプノバーシング」と「ソフロロジー出産」の違い

 

 

  • 自己催眠出産(ヒプノバーシング)は、『痛みを感じないようにする出産テクニック』で、私の育児体験の中で活かされることがなかった。
  • ソフロロジーは、出産のときだけでなく、「言葉が分からない赤ちゃんから、体が動きが制限されるようになる100歳まで」実践でき、育児に応用したときの恩恵が大きかった
  • ソフロロジーは、心身・心理療法といわれる「心と体を同時にケアするセラピー」で、困った症状を取り除くというよりも、健康な人々の人生をより発展させていくためのメソッドなので、出産をきっかけに人生を変えることに繋がりやすい。
  • ソフロロジーの恩恵は、「本質的な心と体の仕組み」に根差しているので、それを理解することで、産後も、セラピストに頼らず自分で活用することができる

「出産準備メソッド」としてのソフロロジーの優れた点

私の出産体験では、「痛みを逃がす」ことはできましたが、「出産体験」全体としてはしんどいものになりました。

何故かというと、私は「痛みを逃すテクニック」しか身に着けていなかったからです。

そこで、出産全体をよりよい体験にするには、「心理的なケア」や「出産に関する体内メカニズムへの理解」などが必要だと確信したのです。

結論:「痛みを逃すテクニック」だけ身に着けても、出産体験は楽にならない。

実をいうと、本当は、私もヒプノバーシングではなく、ソフロロジーが第一希望でした。

けれども、講師を見つけたとき、すでに臨月が迫っていて、「ソフロロジーは出産に間に合わない」と言われたんですね。

くしくも実際の出産体験を通して、「時間がなくて間に合わない」と言われ、実践できなかった出産準備の大切さに気づくことになってしまいました。

というわけで、少し準備に時間がかかったとしても妊婦さんが受ける恩恵は、「ソフロロジー・メソッド」の方が断然、大きいと思い、ソフロロジスト養成講座を受けることにしたのです♪

もし、第2子を授かることがあれば、「絶対にソフロロジーだな」と、個人的には思っています(笑)。

ヒプノバーシングと同じ「自然派・和痛分娩」として有名なソフロロジー出産ついてご興味のある方は、こちらをご覧ください。

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