私の場合、夫がフランス人だったため、娘はバイリンガル環境で育つことになりました。
海外育児。バイリンガル教育。
妊娠中から「どうしたものか」と私は悩みました。
そんな中、私の育児バイブルとなったのが「ソフロロジー育児」と「語り掛け育児」。
このページの内容
国際結婚と子育て不安
私の子育て不安は、大きく2つありました。
〇 両親の言語、フランス語と日本語を、両方子どもが習得するためにどうしたらいいか?
〇 魔の2歳児をどうやって乗り切ればいいか?
1つ目については、子どものルーツである父親と母親の2つの文化を両方感じられることが、子どものアイデンティティーにとって欠かせないものだと考えていました。
妊娠中はフランスで出産した後「どうやって日本語を伝えていけばいいのか?」「どうしたら日本語に触れるチャンスを増やせるだろう?」ということばかり考えていました。
それに、バイリンガルは言葉の発達が遅れると言われます。周りの子に比べて遅れる言葉の発達をどうサポートしていくか、ということも悩みの種でした。
「言いたいことが沢山あるのに、話せない」「他の子はペラペラ話しているのに、自分は言いたいことが言えない」という状況は、きっとフラストレーションが溜まるだろう。だから、平均的な子ども以上に激しいイヤイヤ期になるに違いない、と思っていました。
そんな中、私が実践してきたのは次の2つ。
- 幼児向けのソフロロジー
- 言語聴覚士さんが提唱する「語り掛け育児」
そして、イヤイヤ期真っ只中に、「これまでの努力が実った」と感じるようになりました。
もちろん、その後の育児では、幼児期から取り組んできたことの威力をさらに感じています。
実は、「ソフロロジー」も「語り掛け育児」も、同じことが主軸にあります。
それは、質の高い「コミュニケーション」。
コミュニケーション子育て
フランスでは。幼児向けソフロロジーの本もたくさん出版されているので、取り組みやすい育児法の一つではありますが、結果はそんなに期待していませんでした。
ソフロロジーは、そもそも「身体的、感情的、精神的に自分がどんな状態なのかに気づく」ことで、心と体の安定を取り戻すセラピー・メソッドです。
これが、どんな風に育児に活かされるかというと、次のようなコミュニケーションが主軸となるんです。
〇 子どもの身体的、感情的、精神的なメッセージを親が受け止め、子どもに説明する。
〇 親の身体的、感情的、精神的な状態を子どもへ説明する。
「ソフロロジー子育て」が大切にする3つのコミュニケーション
- 子どもが自分自身の内面に起こっていることを理解することを親が助け、子どもが自分自身とコミュニケーションすること。
- 親が自分自身の内面で起こっていることに意識を傾け、親が自分自身とコミュニケーションすること。
- 親と子どもが双方の状態についてコミュニケーションすること。
この3つのコミュニケーションがあると、親や子のどちらかが抑圧されることなく、分かり合える家族関係ができあがり、子どもが思春期になる頃には、協力し合える家族になります。
子どものストレスをケアする「ソフロロジー子育て」
大人達のストレスは、誰もが知るところですが、実は、現代を生きる子どもたちにも、ストレスが溢れています。
ストレスに疲弊する大人たちに囲まれて暮らせば、子どもたちの心や体にも見えないうちにストレスは溜まっていくもの。
ソフロロジーを取り入れた子育てには、子ども時代のストレスを減らす知恵、子どもたちが大人になった後も、自力で、自分をセルフケアしていくための知恵がたくさん詰まっています。
私が実践し、実際に効果を感じてきた「子育て」について、「セラピー子育て」カテゴリーにて、このサイトでもご紹介していきたいと思います。
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