「出産って、一体、何時間かかるんだろう、私、大丈夫かな?」

こんな不安がありませんか?

「できることなら、スピード出産したい~(涙)」と、私も妊婦時代は、いつも思っていました。

そこで、この記事では「出産時間がどうやって決まるのか?」「出産時間を短くする方法はあるのか?」について、お話します。







出産って何に時間がかかるの?

出産にかかる時間って、妊婦さんによって、とても大きく違います。

そのことは、あなたもご存知のことでしょう。

 

だからこそ、「私の場合は、一体、どのくらいかかるの?」って、不安になりますよね。

出産って、どうして、そんなに時間がかかってしまうんでしょうか?

出産

出産の段階を追って、ご説明していきます!

※出産の段階については、医学用語の「分娩第Ⅰ期」「分娩第Ⅱ期」という言葉を使わず、ママの体感を段階別に分けて、お話していきます。

1 子宮口が全開するまでの時間

出産の第一ステップは、陣痛がきて「子宮口」が開くことです。

お腹の中の赤ちゃん

妊娠中、赤ちゃんは「子宮」という安心なお部屋で、のんびりしているわけですが、そのお部屋の外へ出るための扉が開かなければいけないんですね。

妊娠中は、この子宮口がしっかり締まっています。

でも、出産となると、この子宮口がゆるみ、開いていきます。

陣痛が始まって入院すると、助産師さんが「子宮口」が何センチ開いたか、確かめてくれます。

この「子宮口が何センチ開いたか?」というのが、出産が今、どの段階にあるのか、という指標になるんです。

ちなみに、「子宮口」は、10センチ開いたら「全開」と言われます。

しかし、「子宮口」の開き具合は、順調に1センチ、2センチ、と開いていっていたのに、5センチくらいになってから、数時間も停滞したまま、なんてことも起こり得ます。

実際、私がそうでした。

「子宮口6センチ」から、なかなか開いてくれなかったんですね。

出産に十何時間かかったなどというときは、この「子宮口」が開くまでの時間が長い、ということも多いのです。

「子宮口」がなかなか開いてくれないときには「陣痛促進剤」が使われることもありますが、「リラックスしたら、一気に全開までいった」という方もいらっしゃいます。

陣痛は子宮という筋肉が収縮する力なので、体力があるかないか、など、様々なことが総合的に関係してくるんですね。

2. 赤ちゃんが産道を下りて骨盤を通り抜ける時間

「子宮口」が開き、赤ちゃんが子宮の外へ出て産道の方へ下りてくるのが、大まかに言うと第2ステップです。

子宮と痛み

このとき、「子宮」と「会陰」の間にある道である「産道」が通りやすいかどうか、で、赤ちゃんが下りてくるスピードが変わります。

つまり、この下りてくるスピードによっても「出産時間」が変わるんですね

「産道」周りに余計な脂肪がついていると、赤ちゃんが産道を通りにくくなり、スムーズに進みにくくなるそうです。

また、「子宮口」や「産道」周りの筋肉が硬いと、赤ちゃんは通りにくくなりますから、柔軟性のある筋肉であったり、筋肉が脱力してゆるんでいたりすると、赤ちゃんはスムーズに下りてきやすくなります

3. 赤ちゃんが会陰を通って外に出てくる時間

最後の第3ステップは、赤ちゃんの頭が骨盤と会陰を通り抜ける時間です。

出産と骨盤

赤ちゃんの頭蓋骨が、ママの骨盤をうまく通り抜けられるかどうか、私にとっては、ここが最大の山場のように感じます。

赤ちゃんは、頭蓋骨を細くして、顎を引き、うまく旋回して骨盤を通り抜けようと頑張ります

ママも、骨盤をゆるめてあげたいところですね。

そして、赤ちゃんの髪の毛が会陰から触れるくらいになると、「もう頭が見えてますよ」と教えてもらえて、ママの方も「あと、もう少しだ」という気持ちになるのですが、ここからが、もう一仕事です。

会陰が十分に伸びてくれないと、赤ちゃんの頭全体が、なかなか出てきてくれません

私のときは、助産師さんが、なんとか赤ちゃんの頭全体が外に出られるように試行錯誤してくれていましたが、赤ちゃんの頭の直径が一番長いところが、なかなか会陰を通り抜けることができず、最終的に会陰切開をしないと無理と判断されました。

「助産師さんも、なんとか会陰切開なしでと、必死に頑張ってくれていたな~」と、そのときの後継を思い出す度に思います。

ちなみに、私の場合は、骨盤がギシギシと開く痛みの方がしんどかったので、会陰切開の痛みは、そんなに感じませんでした。

頭全体が外に出てきてくれたら、出産の大きな山場を越えた感を感じ、出産が終わる期待が膨らみます

出産時間が長い・短いを決める要素はあるの?

ご覧のように、出産に時間がかかるポイントは、3段階あるわけですね。

出産時間に差が出る3段階

  1. 子宮口が開くまでの時間。
  2. 赤ちゃんが産道を下りてくる時間。
  3. 赤ちゃんが「骨盤」と「会陰」を通り抜ける時間。

では、アラフォー出産だと、若いママに比べて、これら3つの段階で時間がかかるようになるのでしょうか?

また、スルッとスムーズにいくママと、時間がかかる出産になるママの間には、何か違いがあるんでしょうか?

アラフォー出産といえば、やはり若い頃に比べれば「体力」「筋力」という面では、落ちてきますよね。

体が持っているパワー「体力」「筋力」が小さいと、「子宮口」を開かせたり、「赤ちゃん」を押し出すための陣痛が弱くなることがあります。

そうすると、やはり、各段階で時間がかかってしまいやすくなります。

また、産道や会陰付近の筋肉の柔軟性や脂肪のつき具合も影響します。

産道や会陰がゆるんで、伸縮しやすくなっていれば赤ちゃんも通りやすくなりますし、産道周りに脂肪が多く、産道が開きにくいと赤ちゃんが出にくくなります。

ただ、出産のための「体力」「筋力」「柔軟性」といっても、小さい頃から磨き上げなければいけないオリンピック選手やプロバレリーナのような身体能力は必要ありません。

「体力」「筋力」は、鍛えたら、数日でも、変化がすぐに表れるものなんです。

妊娠期間、安定期移行などから、出産へ向けて、意識的に運動やストレッチに取り組むことで、取り組んだだけの恩恵が受けられるものなんですね。

また、たまひよのサイトを監修している助産師さんの話によると、妊婦さんの性格も関係がある、ということです。

人に頼りがちな人は、自分が産むという意識を強く持たないと、陣痛と向き合うことができず、ただつらいだけのお産になってしまいます。陣痛は赤ちゃんに会うために必要なものと、妊娠中から心得ておきましょう。お産の流れに身を任せられる性格のほうが、進みやすい傾向に。

「自分で出産する」という気持ちではなく、「誰かに何とかしてほしい」という依存的な気持ちが強い方の方が出産が長引く傾向があるようです。

まとめると、出産時間を左右する要因は、「筋力」「体力」「持久力」などの肉体的な条件と、「精神年齢」や出産マインドが大きく影響するようです。

そして、体力的なものも精神的な物も、実年齢がどうかというより、「実際の体がケアされているか」「精神的に成熟しているか」ということが影響するんですね。

ですから、アラフォー出産だから、と気落ちせずに、出産へ向けてコツコツと準備していくことが大切です。

また、「赤ちゃんの大きさ」とママの骨盤の大きさの比も影響しますが、これはママにはどうしようもないことだと思います。

私自身、「3500gになる前には出てきてもらいたいな」と思っていましたが、娘は3760gというビッグサイズで産まれて来てくれました。

でも、産んだ後に思ったのは、大きい赤ちゃんって「生まれた後の心配事が少なくなる」ということ。

産むのは大変でしたが、首の座りが早かったり、発育検査も順調だったり、その後の不安が少なくなるのは大きなメリットだと思いましたよ♪

何事も、不安な面にばかり捉われず、安心な面に目を向けていきたいですね。

このように、様々な要素が絡み合って出産にかかる時間が決まるわけですが、その時間を少しでも短くするために「ママが予め準備できること」について見ていきましょう。

ここからは、「出産時間ができるだけ短くなるようにママにできること」について、お話していきたいと思います。

出産時間を短くするためにデキル3つの方法

体力づくり

これは定番です。

出産は、ママの子宮の筋肉が収縮するパワーや、それに耐えられる「体力」「持久力」が支えになります。

ただ、ママによっては、あんまり運動をおススメできない方もいらっしゃいますから、その辺はお医者様に、ご相談されてくださいね。

最も、おススメな運動は「ウォーキング」

歩く

「スクワット」もおススメです。

スクワット

また、「マタニティ・ヨガ」も、いい運動になります。

逆子体操のイラスト

それから「階段」

階段

体はしんどいかもしれませんが、「階段を上る」のって、すごく足腰が鍛えられるんです。

今どきは少ないかもしれませんが、最も効率的に出産のための筋力が鍛えられるのは「床の雑巾がけ」だそうです。

雑巾がけのイラスト(女の子)

柔軟性をあげること

骨盤底筋という、座ったときに椅子に触れる部分の筋肉が柔軟だと、赤ちゃんが出てきやすくなります。

また、出産のときは脚を開いた姿勢がつづきます。

股関節がかたいと、足を開いた体勢を維持すること自体がつらくなってしまうこともあるんですね。

なので、骨盤底筋の柔軟性を上げるヨガなどの体操や、股関節を柔らかくするためのストレッチなども効果的です。

今は、ユーチューブなどで、その道の専門家さんが、たくさん動画を上げていますので、そういったもので備えているママさんも多いですよ。

また、筋肉は緊張したり、恐怖や不安を感じたりすると、硬直して硬くなり、安心してリラックスすると、このうえなく、ゆるんでいきます。

リラクゼーションの中で、全身と下半身のインナーマッスルまでを意識的にゆるめる訓練をすることは、大きな出産のサポートになります。

呼吸とリラクゼーション

なんといっても、呼吸法はスムーズな出産の要です。

息を吐く

効果的な呼吸が出産の助けとなるのは、母体と赤ちゃんに酸素を送り続けられることが1つめ。

出産のための筋肉の働きに酸素はかかせません。

また、赤ちゃんに酸素がいき続けることで、赤ちゃんの心拍が安定することにも繋がります。

また、出産は、どんなに早くても10分程度で終わることはありませんので、休むべきタイミングで、しっかり体を休ませることも大切です。

そうすることで、パワーが必要なときに、しっかりとパワーを発揮できるようになるからです。

オリンピック選手でも、有望な選手は、予選では全力を出さず、決勝で全力を出し切れるように調整していきますよね?

出産もそれと同じです。

休むべきタイミングで、体をリラックスさせるためには、呼吸コントロールが必要不可欠です。

呼吸をコントロールすることで「リラックスの神経系=副交感神経系」を優位にさせることができるからです。

「出産時間がどのくらいかかるのか?」と並んで、気になるのが「出産の痛みって、どんな痛み?」ではないでしょうか?

出産の痛みについては、コチラの記事でご紹介しています。

出産の痛みってどんな痛み?出産の段階別・痛み【体験談】

出産陣痛の痛みとは?「ソフロロジー出産」はどこまで痛みを下げられる?

出産時間を短くする呼吸法 ソフロロジー出産

呼吸法を使って、体の芯部までを意識的にリラックスさせる方法を身に着け、出産時間をより短くスムーズにできたら安心だと思いませんか?

そんな「出産のためのリラクゼーション呼吸法」を身に着けることができるのが「ソフロロジー出産」です。

ソフロロジー出産は、出産が停滞せずスムーズに進むように、呼吸法やリラクゼーション法、イメージ法などを用いて、「陣痛に向き合える精神状態」や、「自分と赤ちゃんの出産なんだ、という主体性」、「体の内部の筋肉の柔軟性、脱力してリラックスする力」などを引き上げていきます。

できるだけのことはやって、「出産時間を短く」「前向きな出産」を体験したい方は、こちらの記事もご覧になってみてくださいね。

ソフロロジー出産百科 Vol. 1  「妊娠中・出産・産後」に受けられるメリットとは?