あなたは、0歳児の赤ちゃんの寝かしつけに毎日ヘトヘトになっていませんか?

そんな中、「ジーナ式育児」を発見して、「これだ!」と、思ったものの、「なかなかうまくいかない~」と解決方法を模索しているのではないでしょうか?

この記事では、そんなあなたの「寝かしつけ」が少しでも楽になるための情報をお届けします。

私は「ジーナ式の寝かしつけ」を実践し、また、現在は「ママと赤ちゃんの心と体のハッピー」をサポートする呼吸療法士として活動しています。

自分の育児体験と、セラピストとしての知識を元に「ジーナ式育児の寝かしつけ」のコツについてお話していきたいと思います。







ジーナ式育児 寝かしつけの考え方

「ジーナ式育児の寝かしつけ」方法は、まず、赤ちゃんに必要な一日の睡眠時間をふまえて、その時間を昼と夜に、どう配分するかを考える、ということが基本にあります。

詳しくはコチラをどうぞ。

産後ママの「睡眠不足・解消!」その秘密と【ジーナ式・育児スケジュール】の意味

赤ちゃんに、「早く昼夜の区別をつけてもらい、夜ぐっすり寝てもらうことで、赤ちゃんが健康に、ご機嫌に、日中活発に遊べるようにする」という好循環のサイクルを作ってもらうんですね。

「ヨーロッパ人らしい、とても合理的な考え方だなぁ」と思います。

「寝かしつけ」がうまくいくための前提

赤ちゃんの「寝かしつけ」がうまくいくためには、前提として「赤ちゃんが眠たくなっている」必要があります

例えば、夜、ママが眠いから「赤ちゃんにも寝て欲しい」と思っても、赤ちゃんが眠たくない時間帯には「寝かしつけ」はうまくいかないんですよね。

長時間泣き続け、「泣き疲れて寝る」というパターンになり、「ママもヘロヘロの寝かしつけパターン」になってしまうことでしょう。

「寝かしつけ」時間に、赤ちゃんに眠たくなってもらうには、日中の活動量など、生活リズムを整えることが必須です。

赤ちゃんの睡眠リズムをつくる「睡眠スケジュール」調整については、コチラの記事をご覧ください。

ジーナ式を読み解く

産後ママの「睡眠不足・解消!」その秘密と【ジーナ式・育児スケジュール】の意味

でも、赤ちゃんが眠たいときなら、絶対に「寝かしつけ」がうまくいくのか、というと、そうでもありません。

赤ちゃんは「寝るのが怖い(不快)」と感じ、眠たいのに、必死で起きていようとする場合もあるからです。

(※赤ちゃんによって傾向は異なります。)

寝かしつけの本質

産まれたばかりの赤ちゃんは、まだ「寝る」ということが分かっていません。

先ほどもお話したように、「眠りに落ちていく感覚」を「怖いところに落ちていきそうな感覚」として捉えている赤ちゃんもいるんですね。

子宮の中では、眠りに落ちるといっても、いつもママの温かい羊水に包まれながら、手も足も包まれた狭いお部屋「子宮」で寝たり起きたりしていました。

でも、誕生してからは、「安心できるママの体温や心臓の音」がいつも近くで感じられるわけではありません。

眠たいのに愚図っている赤ちゃんは、実は「安心したい」んですね。

けれども、ジーナさんがおっしゃるには、そうやって「安心させて」と赤ちゃんに求められる度に「ママが飛んできて安心させてあげること」を繰り返すことで、「赤ちゃんは、自分で安心できる、ということを覚えていかない」「安心させてもらうにはママが必要」と記憶することになる、というんですね。

そこで、「赤ちゃんに自分の力で安心できる」を覚えてもらおう、というのが「ジーナ式育児の寝かしつけ」の考え方なんです。

ジーナ式「寝かしつけ」に待った!イギリスの事例

けれども、ジーナさんの本国イギリスでは、生後3ヵ月目までは、こうした「赤ちゃんの力で寝てもらう」訓練する「寝かしつけ育児」はしない方がいい、とされています。

それは、「生後3ヵ月までの赤ちゃんは、ママの肌のぬくもりを感じることが大切」と考えられているからです。

何故なのでしょうか?

そうなの?

それには、理由があります。

実は、人間の赤ちゃんは、野生動物に比べると「未熟児」の状態で生まれてくるからなんです。

例えば、草食動物の赤ちゃんは、誕生して数時間もすれば、立ち上がってママと一緒に走れるようになりますよね。

人間の赤ちゃんのように、「首もすわっていない」「何もできない」という状態ではなく、ある程度自律して行動できる状態で生まれてくるわけです。

では、何故、人間の赤ちゃんは「未熟児」の状態で生まれてくるのでしょうか?

それは、人間の脳が大きく発達して頭蓋骨が大きくなった結果、妊娠9ヵ月頃を過ぎたら、ママの骨盤を通り抜けて誕生することが難しくなるからなんです。

つまり、「人間の赤ちゃんは、出生後も、できるだけ子宮に近い環境で成長した方が赤ちゃんの心と体の健康にとっていい」ということなんですね。

「子宮の中と近い状態」というのは、「ママの腕に抱かれ、ママの体温や呼吸を感じたり、心臓の鼓動が聞こえる状態」のことです。

だからこそ、イギリスでは、生後3ヵ月になるまでは「一人ねんね」の練習を開始せず、母子一体の育児を推奨しているのです。

では、その後は、どうなるのでしょうか?

赤ちゃんの一人寝は常識

ヨーロッパの育児では、「赤ちゃんが一人で寝られるようになる」ことは常識です。

保育園でも、一定の月齢を超えた赤ちゃんは「一人で寝つけるように練習」していきます。

けれども、この過渡期が、とっても大切なんです。

赤ちゃんにとって愛着形成が損なわれるような形で「スパルタ一人ねんね」を練習することはおススメできません。

「スパルタ一人ねんね」を慣行すると、赤ちゃんは一人寝したとしても、後々の親子のコミュニケーションがうまくいかなくなったり、子どもの自己肯定感がとても低くなってしまったり、様々な支障をきたすことになるからです。

無理のない「一人ねんねの練習」をしたいものですね。

ところで、「一人ねんねの練習」については、私には大きな失敗談があるので、それについてもお話したいと思います。

一人寝・育児の大失敗!【体験談】

私はフランスで育児をしていました。

娘は生後4ヵ月の頃から、週に二日だけ保育園に行くようになりました。

そして、保育園の先生から「一人で寝ることができるように、おうちでも練習してください」と言われるようになりました。

そこで、苦労しながら「一人ねんね」を練習し、だいぶ、できるようになった頃、娘がつかまり立ちができるようになりました。

そのタイミングで、危険を感じて私は、ベビーベッドの高さを床の位置まで下げたんですね。

すると、ママとの間に頑丈な柵が高々と立ちはだかり、閉じ込められた感が怖かったのか、娘が全く「一人ねんね」をしてくれなくなったんです。

それでも、数日、実施していたところ、娘の顔から、表情が完全に消えてしまいました。

遊んでいても、全然、にこりともしなくなりました。

もちろん、その後「寝かしつけ」の方針を変えるコトで、前のように表情豊かな娘に戻ってくれました。

娘が大きくなってから分かったのは、「周りの子に比べて、非常に感情が豊で、繊細な神経を持っている」という娘の特長です。

こんなに繊細な神経を持っているのに、他の子どもの基準に合わせて、「どんな環境でも一人寝ができるように」育児をしていたら、大変なことになっていたな、と今でも思います。

そして、手間はかかったけれども、娘に合わせた育児をしてきて「本当に良かった」と思っています。

「寝かしつけ」を楽にするために

さて、「寝かしつけ」の負担を少しでも楽にするために、どんな方法があるのでしょうか?

「ジーナ式育児メソッド」通りにやって、うまくいけば万々歳ですが、赤ちゃんには色々と個性があります。

そして、「ジーナ式育児メソッド」を立ち上げたジーナさんは、哺乳瓶育児だったという点は念頭に置いておくべき点です。

何故なら、母乳は、ミルクよりも、赤ちゃんの消化器系への負担が少なく、満腹感が少ないからです。

また、母乳はママの体調によっても生産量が変化します。

ミルクのように毎回、測ったように同じ量、同じ質ではありません。

ですから、母乳の出方にバラつきが出れば、あるときは「寝かしつけ」が楽に、あるときは「寝かしつけ」に手こずる、ということが起こりやすくなるのです。

ただ、かといって寝かしつけのために「母乳育児をやめる」というのは、本末転倒です。

様々なママと赤ちゃんが、少しでも今より楽な「寝かしつけ」ができるように「寝かしつけ楽ちんレベル」の指標をまとめてみました。

寝かしつけ楽ちんレベル

レベル1 ベッドで赤ちゃんが一人で寝ついてくれる。

レベル2 ベッドに赤ちゃんが寝ている状態で、ママが少しの間、傍にいれば寝ついてくれる。

レベル3 寝つくのに時間がかかるが、抱っこは必ずしも必要ない。

レベル4 「寝かしつけ」に抱っこが必須。(ベッドに置くときに起きる可能性がある)

レベル5 抱っこでの「寝かしつけ」に長時間かかる。(ベッドに置くときに起きる可能性がある)

レベル6 「寝かしつけ」は毎回へとへとになる上に、ベッドに置いたら、すぐに起きる。

起きやすい赤ちゃんは、苦労して寝かしつけても、ちょっとしたきっかけで、また起きて「寝かしつけ」が振り出しに戻るので、本当に大変ですよね。

次に、長時間「抱っこ」しないと寝ない赤ちゃんも大変です。

どんな「寝かしつけ法」でも、短時間の寝かしつけで寝てくれたら、少し楽になります。

とはいえ、「抱っこ」で寝かしつけると、その後、ベッドへ下ろすときに「起きるかもしれないリスク」が常につきまといます。

というわけで、そのときは、多少、時間がかかっても「ベッドで寝てくれる」練習は、長期的にみてリターンが大きいと考えます。

寝てさえくれれば、「寝かしつけがリセットされる」ことがなくなる、ということと、眠りが浅くなったとき、ベッドの上で寝付くことが普通だと思っているので、すぐに泣いてママを呼ぶことがなくなるからです。

このことに気づいた私は「ベッドでのねんねレッスン」を始めました。

ベッドで寝かしつけ

ベッドでの寝かしつけについて、ジーナ式を参考にしながら成功した方法についてご紹介します。

突然、ママが思い立ったからといって、いきなり、赤ちゃんに「ベッドで寝なさい」オーラを出してもうまくいきません。

「今まで、抱っこしてくれたのに~」と、赤ちゃんは意味が分からないからです。

ですから、「ベッドでねんねレッスン」を始めてすぐは、最初は、抱っこであやすを継続。

が、完全に寝入ってからベッドに置くのではなく、寝るか寝ないか「ウトウト状態」で、でも「赤ちゃん的には泣くより、眠いが勝っている状態」で、そぉっと、ベッドに置く。

このタイミングを測るのが最初は大変ですが、一日の内に「寝かしつけ」は何度もありますから、何度も練習できます。

私も、最初は、赤ちゃんが起きちゃって「寝かしつけ」を一からやり直しも多かったのですが、だんだん、うまくいくことも出てきました。

ただ、「安定して、いつもうまくいく」状態には至りませんでした。

けれども、だいぶベッドで「ウトウト状態」に慣れてきたように感じたので、今度は、抱っこはせず、ベッドで隣に私がいるという安心感のレベルで寝てもらえるように練習しました。

この時の「寝かしつけ」は、少しユニークで、赤ちゃんは最初からベッドで、隣で私が歌を歌う、というものです。

このときに歌う歌は、「子守歌」のような静かな物ではなく、赤ちゃんの泣き声に負けず劣らず元気で爽快なリズムのある歌です。

私の娘は「穏やかな曲ではねない子で」、抱っこやおんぶのときも、モーツァルトの交響曲38番のような軽快な曲で寝つく赤ちゃんだったんです。

そこで、リズム感のある選曲を子守歌にしました。

例えば、「ドレミの歌」「怪獣のバラード」などです。

最初は、赤ちゃんの泣き声をかき消さんばかりに歌い、赤ちゃんの泣き声が弱まってくるのをみながら、歌声もだんだん小さくしていって、寝息をみながら、歌うのをやめる、という「寝かしつけ」

この「寝かしつけ」は、ロングヒットで、抱っこしなくてよくなったし、寝かしつけ時間も短縮できるようになり、「育児が楽になった」と感じた瞬間でした。

ところで「寝かしつけ」の本質を覚えていますか?

「寝かしつけ」の本質は、「赤ちゃんに安心してもらうこと」です。

でも、ママが寝かしつけにヘトヘト、イライラしていると、赤ちゃんは安心できなくなってしまいますよね?

そんな方におススメなのが、寝かしつけをしながら、ママが「腹式呼吸を行う」というものです。

コチラの動画では、ソフロロジーのボディワーク「腹式呼吸」の「やり方解説動画」のあとに「ガイド音声動画」が連続して再生されるようになっています。

自分一人のときに実践してみて、赤ちゃんが愚図って「泣き止まない」、「寝てくれない」などのときに、実践してみてくださいね。

 

ちなみに、こちらが私がよく歌っていた「怪獣のバラード」です。