初産のときは『出産』をネガティブにネガティブに想像してしまいがち。

「痛い、しんどい」って聞くけど、「出産の痛みって、一体どれだけスゴイの!?」という不安がもくもく膨らんでしまうと思うんですね。

私も思っていました。「出産ってどうなるのかな?少しでも想像できたら心の準備ができるのに・・・」と。というわけで、どんな段階をたどって赤ちゃんが誕生するのか、体験者目線でお話していきたいと思います。

その際に痛みを感じる場所などについても、図解で解説していきます♪

※痛みについて、詳しく知りたくない方は、読まない方が良いですよ。

※本記事は、「日本産科麻酔学会」の記事と、私の「出産体験」を元に書いています。







出産の流れ

まずは、妊娠しているあなたの体の内部画像をご覧ください。

お腹の中の赤ちゃん

お腹の中には、「赤ちゃんがいるお部屋=子宮」があり、その出口「子宮口」があります。「子宮口」から「会陰」までを繋いでいる管のような部分が、いわゆる産道です。赤ちゃんは、今いる自分の「お部屋=子宮」から、「産道」を下りて、「外の世界へ出てくる=誕生」。

これが、非常にざっくりとした出産の流れです。

出産の痛み1 陣痛の始まり

妊娠中にも、「お腹の張り」や「腰痛」などの痛みを感じることはあると思いますが、「出産に関わる痛み」としては、「お腹の張り」のような「前駆陣痛」と呼ばれるものを最初に感じます。

でも、これは、そんなに強くなく、気づかない妊婦さんもいるんです。

前駆陣痛につづいて起こるのが、「本格的な陣痛」と言われるもの。これは〇分間隔という、定期的な「子宮の収縮」です。

この「子宮収縮」が「子宮口」を開かせる力となるんですね。

陣痛の痛みって、どんな痛み?

陣痛という言葉に「痛み」という漢字が入っていますが、実際には「子宮収縮」のことを指します。ですから、必ずしも痛いとは限らないんですね。

「子宮収縮」といえば、女性なら妊娠していなくても月に一回は体験しています。

そうなんです!生理では、子宮収縮が起こっているのです。

びっくり

というわけで、「子宮収縮の痛み」というのは、生理痛が強くなったもの、と思ってもらえば大丈夫。下痢のときの痛みにも似ていますね。下痢もお腹の筋肉が動いて、外へ排出しようとする作用ですから。

痛くなる場所は一般的には下腹部や腰のあたりです。

陣痛1

「子宮収縮」の感覚が10分間隔より広く、不規則な間は、産院さんから「まだ自宅で待機してください」と言われることが多いでしょう。この頃は、痛みを和らげるテクニックを持っていなくても耐えられる程度の痛みです。

こうした痛みがくる前後で破水していることが多いかと思います。

破水

破水というのは、羊水が入っている卵膜が破れて、羊水が外へ出てくることです。破水は、複数回に分かれて少しずつ羊水が排出されることも多く、また、初めてのことで破水の重要性が認識されずに、「破水なのか尿なのか」気づかないまま、検診に行くのが遅れることもあるようです。検査で産院に行ったら、「破水しているので(子宮に羊水が少ない)ので、すぐに入院してください」というケースも複数回、聞いたことがあります。

私の場合は、家にいるときに破水したのですが、やはり「破水なのかどうか?」迷いました。「あれ?なんか、尿漏れ?でも止めらないんだけど。・・・にしてもズボンが濡れたし、量、多くない?」という感じで「破水認定」しました(笑)。

ドラマや映画で見るような「勢いよく滝のように水が流れ、明らかに破水キタ~ッ!」となることは少ないのではないかと思います。臨月になったら、いつ破水がきてもいいように、心の準備が大切ですね。

出産の痛み2 赤ちゃんの頭に骨が押される痛み

子宮口が7センチくらい開いて来る頃には「子宮収縮」の力が、徐々に強くなり、赤ちゃんのあたまが骨盤の中へおりてきます。

この段階では、「強い痛み」に変わっています。最初の頃とは違って、おへその下から腰全体にかけて、3Dで痛みがくる感じになります。私流の言葉で表現すると、お腹が痛くなる感じは、「ぞぞぞ~っ」と、お尻の下の方から痛みの波が押し寄せてくるような感じです。下記の図のように赤ちゃんの頭が、背中側の方へ押されてくるからですね。

(※私は、自然和痛分娩でしたので、自然和痛のテクニックが間に合わなかったときに感じた痛みです。)

この時期の痛みが、「一番つらい」と感じる妊婦さんも多い です。

この頃が一番しんどいのは、痛みが強いからという理由だけでなく、「痛みは強いけど、いつ出産が終わるのか、まだ先が見えない。もっと痛くなるのか?」という不安や恐怖もあるからです。不安や恐怖という感情は、痛みを強くし、出産を長引かせる一因となります。

陣痛2

この時期の痛みや不快感を少しでも軽減するために、助産師さんや付き添いの方に尾てい骨の当たりを押してマッサージをしてもらうと、少し楽になります。

ヨーロッパでは、この時期のマッサージは「ご主人の役目」と思われている国もあります。

痛みを逃すマッサージ ポイント

ゴルフボールくらいの小さいボールを押し付けながら腰の背中側をマッサージすると楽になります。

自分で行う場合は、ゴルフボールくらいの小さいボールを肛門のあたりにおいて体重をかけてぐりぐりするといいです。

 

出産の痛み3 いよいよ出産

「出産の段階1と2」のおかげで、「子宮口」が10センチ開き、全開となると、出産になります。

そのときは、分娩室に案内されます。

いよいよ出産となると、赤ちゃんは、骨盤の下をくぐり抜けて、会陰を抜け、誕生することになるわけですが、その際、ママの骨盤に歪みがあったり、骨盤サイズが小さめだったり、頭が大きめな赤ちゃんだったりすると、骨盤がゴリゴリ押し拡げられる痛みがあるんですね。

この図のような感じで、赤ちゃんの頭が下に押されると同時に、骨盤が前後左右に押されるからなんです。

出産と骨盤

そして、会陰を通り抜けて出てきますので、肛門や会陰あたりも痛くなります。下の図のように、広い範囲に痛みが出るのですが、この中で、一番痛みが強い場所に気をとられます。

陣痛3

私の場合は、骨盤が歪んでいたので、この骨盤がギシギシと開くときが、一番つらかったです。

でも、出産後に、骨盤の歪みが整い、足の血流が良くなったような気がするので娘に感謝しています!

また、出産中は、足を開いた状態になるので、股関節が硬い妊婦さんにとっては「姿勢がしんどい」と感じたり、「痛い」と感じたりすることもあるようです。

この出産の痛みの感じ方は、ママそれぞれなんですね。

この時期は、「痛い」は「痛い」のですが、赤ちゃんの頭が、すぐそこに見えていて「もう少しですよ」などと助産師さんも教えてくれますし、医療スタッフさんたちの雰囲気からも「もう少しだ!」という感じになってくるので、「これで終わる」という気持ちが出てくることや、呼吸したり、いきんだり、赤ちゃんが出やすいように体位を変えたりと、意外と大忙しで、「痛み」から気が逸れることもあり、忙しくて痛みを感じている暇はあまりなかった、という妊婦さんも多いです。

そうなんですよね、気が逸れると、「痛い、痛い」って感じなくなるんです。

痛みを感じにくくなる方法

出産の痛みの感じ方って、妊婦さんによって、ものすごく大きな差があります。

何故かというと、「痛み」は脳によって作り出されるものでもあるからです。

例えば、軽い「関節痛」などですと、仕事に集中しているときには感じない、なんてことがありますよね。もっというと、「生理痛」も寝てしまえば、「痛み」は感じなくなります。「痛い、痛い」と感じてしまうのは、体が受け取っている「たくさんの刺激」の中で、「痛み」という刺激に、意識を優先的にフォーカスしているからなんです。

「痛み」というのは、「体の傷ついた部分に気づいて手当てするための刺激」になっていますから、体にとっては、優先的に感じるべき刺激なのです。

例えば、体のどこかを強く打ったとしましょう。打った所を早く回復させるためには安静が一番ですよね?ですから、「どこかを強く打って痛いよ~」というとき、私たちは次のような行動をとります。

  1. 体のどこかを強く打った。
  2. 「痛い~!」(T_T)
  3. 痛みを抑えるために、その痛いところを動かさないようにした。
  4. 痛いところが安静に保たれたため、早く回復した。

このように、体が痛みを訴えれば「痛みを抑えたり、取り除いたりする行動」をとるので、、結果的に体の傷が治りやすいわけです。でも、そのときの自分にとって「危険でないものを痛み」と感じている場合は、その自動的な感性を修正してあげることで「痛みレベル」を下げることができます。

痛みの刺激があっても、仕事に集中していたら「痛くない」というように、「意識のフォーカスを調整」してあげることによって、痛いモノも痛くないと感じられるんですね。

 

そういった痛みを逃す方法を、出産向けに効率的に準備する方法が『自然派和痛分娩』といわれ、「ソフロロジー出産」や「ヒプノバーシング」があります。

「ソフロロジー出産」の場合の痛みの感じ方やメリットについては、こちらの記事をご覧くださいね♪

出産陣痛の痛みとは?「ソフロロジー出産」はどこまで痛みを下げられる?

ソフロロジー出産百科 Vol. 1  「妊娠中・出産・産後」に受けられるメリットとは?

 

「出産時間を短くする方法」についてはコチラの記事でご紹介しています。

アラフォー妊婦さんが出産時間を短くする3つの方法