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ヒプノバーシング(自己催眠出産)をするための準備
ここからは、私が受けたヒプノバーシングの体験について、ご紹介していきます。
講習
ヒプノバーシング(自己催眠出産)の講師から2、3回の講習を受けて自己催眠のテクニックを習得します。
一度身につけた自己催眠のテクニックは出産時のみならず一生使えます。
費用
私がフランスで講習にかけた費用は1回のセッションにつき、8000円~1万円程度。合計で3回の講習を受けました。
グループ講習などに参加することができれば、費用を安く収めることもできます。
日本では、約3万円~10万円前後でヒプノバーシング(自己催眠出産)のセッションを開講していらっしゃる方がいらっしゃるみたいです。
自主練習
講習を受けた後は、講師に催眠誘導をかけてもらわなくても、自分で催眠誘導ができるように、自己催眠のテクニックを自宅で練習する必要があります。
練習は一日に一回で十分です。一回にかかる時間は10~15分くらいです。
ヒプノバーシングの催眠状態はどういう状態?
「ヒプノバーシング(自己催眠出産)」の催眠状態とは、そもそもどういう状態なのでしょうか?
それは、眠りに落ちる寸前のようなウトウトした「深いリラックス状態」のことです。
覚醒状態(目が覚めている)から眠りの状態へ近づけば近づくほど、私達の意識は「顕在意識」から「無意識」へと近づいていきます。
でも、完全に「無意識」になってしまったら、眠っていることになってしまいます。
ですから「顕在意識」を完全に失わずに「無意識」の存在を感じられる状態、つまり意識が少し朦朧として夢と現実が混在する一歩手前というのが「ヒプノバーシング(自己催眠出産)」で使われる催眠状態です。
私が体験した催眠状態
催眠状態というのは、練習すればするほど、すばやく催眠状態に移行でき、またより深い催眠状態に達することができるようになります。
ちなみに、私が体験した催眠状態は以下のようなものでした。
《1回目のセ自己催眠講習セッションでのこと》講師による催眠誘導にて。
- 催眠状態への移行中、特に感覚的な変化はなし。
- 自分がセッションの部屋の椅子に座っているという感覚は、催眠中もずっと継続。
- 現実の感覚はなくならず、ただ頭の中に何かとりとめもないイメージが浮かんでくる感じ。
- 催眠が始まると同時に後頭部がしびれたように重くなり、後ろへ倒れていくような感覚を覚える。
- 現実の空間的な感覚(自分が部屋の中にいて、椅子に座っているという感覚)がなくなる。
- 異空間、空間に仕切りがなく、例えていうと雲の上のような、だだっ広い白い所にぽつんと一人でいるような感覚になる。
自己催眠のテクニックをしっかりと身につけると、下記、ご紹介するような催眠誘導のための言葉がなくても、瞬間的に催眠状態へ移行できるようになります。
実際に、私も出産を迎えるまでには、催眠誘導の言葉を唱えなくても、催眠状態をイメージするだけで簡単に催眠状態へ移行することができるようになりました。
それができるようになると、陣痛の波を感じたらすぐに催眠状態へ移行して、いきみ逃しが一瞬でできるようになるんですね。
「催眠状態」についてのまとめ
自己催眠で達した状態は次のような状態でした。
- 後頭部がしびれたように、後ろに倒れていくような感覚。
- 時差ボケで、あり得ない時間帯に抗えない睡魔に襲われるような感覚にも似ています。
- 自分の呼吸がゆっくり深くなっていくのが分かります。
- まぶたが重くなり、自然と閉じます。
- 睡魔に導かれるまま眠りの世界へ入り、けれど、どこかで意識が覚醒していて、周囲で起こっていることも、ぼんやりと把握している感覚になります。
催眠の深さによって感覚は変わってくるのですが、うまくいけば、自分の居場所が部屋や家などであるという感覚がなくなり、白いどこでもない空間に自分がポツンといるような感覚になっていきます。
心の中での旅が始まると、夢を見ている時のようなイメージが湧き上がってきくるようになります。
⇒ 次ページからは、私が体験した講習セッションの具体的内容について、お伝えします。
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