こんにちは。
日本人初「フランス労働省管轄RNCP レベル認定ソフロロジスト」まなみーです。
この記事では、ソフロロジーに用いられている専門用語「テルプノス・ロゴス」について説明していきますね☆
このページの内容
ソフロロジーにおける「テルプノス・ロゴス」とは?
「テルプノス・ロゴス」というのは、ソフロロジストが用いる「声」のことです。
テルプノス・ロゴスという言葉の語源は?
ギリシャ語です。
Terpnos logos (テルプノス・ロゴス) ギリシャ語の意味
Terpnos (テルプノス) ⇒ 「心地いい」「気持ちいい」
Logos(ロゴス) ⇒ 「言葉」
この言葉の産みの親は、実は、古代ギリシャの哲学者「プラトン」。
プランといえば、紀元前427年~紀元前347年代の大昔に活躍した西洋の哲学者ですね。
プラトンは、「テルプノス・ロゴス」について、次のように言っています。
「テルプノス・ロゴス」とは、「優しく柔らかで、しかし表情がなく(感情がこもっていない)、抑揚は少ないけどメロディック。そして、聴く人が感受しやすい声」
「ソフロロジーで耳鳴りを治療した方」が、ソフロロジストの声について語っている感想をご紹介します。
(フランス語の翻訳になりますので、少し固い日本語になっていますが、ご容赦ください。)
声が「静けさや安らぎ、エネルギー源」をそよ風のように優しく脳へ届けてくれる感じです。(耳鳴りがある方は、常に音が聞こえ、精神が静まらず、苦しんでいらっしゃいます。)
体がゆるむのが分かります。「声」と「自分の内なる世界」が繋がっている感じがするんです。
「声」が私をゆるめ、頭の中で何度も思い返される「嫌な感覚」や「思考」から私を遠ざけ、「平和な世界」へ逃避させてくれます。
この「声」は、私を安心させてくれるのです。
セラピー技術の一つとなる理由が分かりますよね?
発声法といえば、「歌手」や「アナウンサー」「ナレーター」「司会者」などが使うものもありますが、そのほとんどが聞き手の注意を惹きつけるために、交感神経を活性化させる声です。
一方で、ソフロロジストが使う「テルプノス・ロゴス」は、聞く人の副交感神経を活性化させ、穏やかで安らいだ気持ちにさせてくれる声なんですよね。
テルプノス・ロゴスは「生まれつきの能力」なの?
歌手などには「生まれつきの美声」というものがありますよね?
テルプノス・ロゴスには、生まれつきの上手、下手はありません。
テルプノス・ロゴスは、学んで練習すれば誰もが「テルプノス・ロゴス」で話すことができます。
ソフロロジストの「テルプノス・ロゴス」の使い方
ちなみに、プラトンが定義した「テルプノス・ロゴス」は、「声音」だけを意味していますが、ソフロロジーでは少し違います。
ソフロロジーでは、下記の内容を含めて全て「テルプノス・ロゴス」と呼ばれます。
ソフロロジー用語の「テルプノス・ロゴス」とは?
「声音」
「話すスピード」
「間の取り方」
「聴き手のボキャブラリ―に合わせた言葉選び」
なので、どんな聞き手に話すかによって、ソフロロジーのテルプノス・ロゴスは変わるのです。
実際にテルプノス・ロゴスを使うのは、少し難しそうですね(笑)。